香り高きハチミツとの出会い
私たちは再び、佐渡産のハチミツを選びました。しかし、その種類は001とは異なります。001で使用したハチミツが「甘さ」に特徴があったのに対し、今回選んだのは、甘さは控えめながらも、花々の香りが豊かに広がる、極めてアロマティックなハチミツでした。
国内流通量がわずか0.2%と言われる国産ハチミツの中でも、さらに希少な佐渡産ハチミツ。その中でも、理想の香りを求めて養蜂家と対話を重ね、この特別なハチミツにたどり着きました。
私たちは初めて「一段仕込み」かつ「もろみ日数2週間」という、極めて挑戦的な製法を採用。短い期間で発酵をコントロールし、ハチミツを後期に投入することで、ハチミツの糖分をあえて残し、日本酒度-14.30という豊かな甘みを設計しました。
同時に、酸度も2.1と高めに設定。この緻密なバランス設計により、ただ甘いだけではない、爽やかで飲み飽きしない味わいを実現したのです。
生酒:醸したままの、果実の息吹
通常の日本酒は、品質を安定させるために火入れ(加熱処理)を行いますが、「生酒」はそれを一切行いません。そのため、酵母や酵素が生きたまま瓶詰めされています。Brew Note 002では、この生酒ならではの製法が、りんごやみかんの持つ揮発性の高い繊細な香りを逃すことなく捉え、まるで果実を丸かじりしたかのような、瑞々しい生命力あふれる味わいを実現しています。
おりがらみ:果実の記憶を宿す、淡雪の口溶け
「おりがらみ」は、醪を搾った後に残る、米や酵母由来の細かなおりを意図的に残したお酒です。Brew Note 002では、この「おり」が、りんごの柔らかな甘みと、みかんの快活な酸味を優しく包み込み、味わい全体にシルクのような滑らかさと複雑な奥行きを与えています。果実の記憶を溶かし込んだ淡雪のような口溶けが、忘れられない余韻を残します。
外観
槽搾り後のおりをやや含んだ、柔らかな霞色。グラスを伝う液体は軽やかで、さらりとしたテクスチャーが、その飲みやすさを物語っています。
香り
グラスを近づけると、バナナやメロンを思わせる穏やかで優しい吟醸香。その奥から、今回主役となるハチミツの、花々を束ねたような華やかで豊かな香りがふわりと立ち上ります。それは001の繊細な香りとは異なり、より明確で、心を明るくするようなアロマです。佐渡の春、陽光を浴びて咲き誇る花畑の風景が目に浮かぶようです。
味わい
口に含むと、リッチでジューシーな甘みのアタック。その後、生き生きとした酸味がその甘みを鮮やかに縁取り、味わい全体を見事に引き締めます。それはまるで、上質な白ワインを思わせる、絶妙な「甘酸っぱさ」。軽快なボディと相まって、清涼飲料水のように心地よく喉を潤します。米がしっかりと溶けたことで生まれた滑らかなテクスチャーが、ハチミツの豊かな香りを優しく下支えし、鼻に抜ける華やかな香りが心地よく続きます。
FLAVOR NOTE
税込10,000円以上のご購入で送料無料
1回のご注文合計金額が税込10,000円以上の場合、送料を無料とさせていただきます。今後、他の商品を組み合わせることで、私たちが提案する多様なお酒の世界を、より深くお楽しみいただけます。
